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西宮市甲子園のインディバエステと加圧の老舗サロン  ビューラー大谷の美と健康のコラムです。


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映画「Mommy」を観た

西宮、甲子園のエステと加圧のサロン、ビューラー大谷の大谷怜子です。

シネリーブル神戸で、映画「Mommy」を観てきました。

http://mommy-xdolan.jp/

数年前からカンヌの話題をさらっている若き新鋭 グザヴィエ・ドランの5作目。

ADHDの障害を持ち、
問題行動を繰り返し起こし、施設から送り返されてきた息子と
職が無い、エキセントリックな母の物語。


設定で、

「発達障害児の親が、経済的困窮や、身体的、精神的な危機に陥った場合は、
 法的手続きを経ずに養育を放棄し、施設に入院させる権利を保障する」

という架空の法律があるのですが、
これを基にストーリーが進むので、
細かくは書けませんが、「う〜ん???」
と思う方も多いかと思います。
このへんは賛否両論覚悟。

ありきたりな母子愛の物語ではありません。

共依存でもなく、お互いがお互いを渇望する深さに共感して
号泣する人もいてるかもしれないし、
怒り心頭の人もいてるかもしれません。
観る人に委ねられると思いました。

「愛と希望 どちらを捨てるか?」という
キャッチがついてるんだけど、
どっちもあると信じたい!!


ところで、ストーリーも俳優たちの名演もスゴいんだけど、
音楽に支配されている画面と、独特な画角を楽しむ
芸術作品としての色合いが濃いように思いました。

映画「Mommy」を観た_f0135940_20211822.jpg
映画「Mommy」を観た_f0135940_02491284.jpg
映画「Mommy」を観た_f0135940_02491937.jpg
観始めて、

「ありゃ?端っこ切れてるで…(^_^;)

 そういえば、『アスペクト比1:1」とどっかで読んだな」

と思い出しました。
CDのジャケットのような正方形です。

ポートレートなどを撮るときに使う手法です。
ワタシもたまに、1:1で写真を撮ることがあって
好きなんです。

(最近流行りのインスタグラムでは画像が1:1らしい
 知らんかったです)

途中、その画角のおかげで
高揚感で、脳と心臓にブワッと血液が流れるのを感じました。
今までにない手法を思いついた策士の25歳監督、恐るべし・・・


脚本から編集、音楽からスタイリストまで
(だいたいは主演も)
こなしてしまうグザヴィエ・ドラン。

前作が封切られたときは、初期作品も一緒に
元町映画館でやっていたんだけど、
どこも日程が合わずにビデオだけで鑑賞していて、
その独特の世界観に、最近目眩がしているのですが、
・・・やられました。


2世俳優で子役デビュー。
ハリポタのフランス語版でロン役の吹き替えもやってるらしい。

今のところ日本では、「ミニシアターの寵児」という立ち位置だけど、
初作品からカンヌで絶賛され、カンヌが育てたともいえるドラン。

ハンサム、スタイリッシュ、才能あふれるゲイ。

世界中のゲイカルチャーを好む人たち(&腐女子)が
次回作を手ぐすねひいて待ってるようです。
映画「Mommy」を観た_f0135940_02523771.jpg
ひさびさにパンフを購入。

床の上に置いて撮ったこの画像を
なんとな〜く1:1に切り取ってみましたが、
別になんの感動もありませんね(爆)


さいきん全然パンフを買ってなかったのですが、
ストーリー的にいろいろ考えさせられる問題作とか、
これから要注目の監督が出て来たときは
買うのです。


誌面の表紙も中も、ドランだらけ・・・
普通なら、監督さんの顔はほとんど載ってませんて・・


俳優さんたちも素晴らしいのに・・・
もう、配給先のアップリンクもカンヌも「ドラン推し」が
スゴいことになっています。








by b-ohtani | 2015-05-21 20:56 | 日々雑多 | Comments(0)